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化学療法でよくみられる副作用

副作用には個人差があり、どのような症状が、いつ頃、どの程度あらわれるかは患者さんによって異なります。気になる症状がある場合は、医師、薬剤師、看護師にご相談ください。

好中球減少症と感染症

感染防御に働く好中球(白血球の一種)が減少することにより抵抗力が低下して、感染症にかかりやすくなる可能性があります。突然の高熱、寒気、のどの痛みなど風邪のような症状があらわれることがあります。
対策:
なるべく人ごみを避け、よく手を洗い、こまめにうがいをしましょう。なまものは、なるべく食べないようにしましょう。家族や周りの人も、手洗い・うがいの励行、部屋を清潔にする、予防接種を受けるなど、感染源とならないよう注意が必要です。

貧血

酸素を体中に運ぶ働きを持つ赤血球が減少し、顔色が悪い、疲れやすい、だるい、頭が重い、どうき、息切れなどの貧血症状があらわれることがあります。
対策:
なるべく人ごみを避け、よく手を洗い、こまめにうがいをしましょう。なまものは、なるべく食べないようにしましょう。家族や周りの人も、手洗い・うがいの励行、部屋を清潔にする、予防接種を受けるなど、感染源とならないよう注意が必要です。

出血傾向

血管の外にでた血液を固める働きを持つ血小板が減少し、手足の点状出血、青あざができやすい、出血しやすい(歯ぐきの出血、鼻血、生理などが止まりにくくなる)などの症状があらわれることがあります。
対策:
転倒やけが、打撲をしないように注意しましょう。歯ブラシは毛のやわらかいものを使用し、歯ぐきを傷つけないようにしましょう。いったん出血すると止まりにくいこともあるので、出血した場合は医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

吐き気・おう吐

吐き気やおう吐が起こることがあります。おう吐により水分だけではなく体に必要な電解質も失われてしまうため、脱水症状に注意が必要です。
対策:
治療の日は食事量を少なめにしたり、治療の数時間前は食事をとらないようにする、体を締めつける衣服を避けるなどの工夫で軽減することがあります。様々な制吐薬が開発されているため、吐き気がひどい場合は医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

便秘

腸管の動きが悪くなり、便秘が起こることがあります。
対策:
水分の補給や食物繊維の多い食事、適度な運動を心がけることも大切です。症状がひどい場合は、下剤を服用し排便のコントロールをする必要があるため、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

下痢

腸の運動が強くなりすぎたり、腸の粘膜が炎症を起こすことで下痢になることがあります。
対策:
下痢が起こった場合は、刺激のある食べ物は避け、消化の良い食事と十分な水分摂取を心がけましょう。症状がひどい場合や長引く場合は医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

心障害

心筋の障害により、脚のむくみ、動いた時の息苦しさ、息切れ、胸の痛み、心臓がどきどきするなどの症状が起こることがあります。
対策:
毎日血圧や体重を測定することが心障害の早期発見につながります。上記のような症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

肺障害

肺に炎症(間質性肺炎など)が起こり、呼吸しにくくなったり、今まで問題なくできた動作(例えば階段を上がる)で、息切れを伴う咳、息苦しい、発熱、だるいなどの症状が起こることがあります。
対策:
上記のような症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

肝障害(肝炎)

肝臓に炎症を起こし、発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状が起こることがあります。
対策:
アルコールの摂取は肝臓に負担をかけるため、多飲を避け、できれば禁酒しましょう。上記のような症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

腎障害

腎臓が障害を受け、尿量が減る、体重増加、むくみ、呼吸が苦しい、おなかの張りなどの症状があらわれることがあります。
対策:
毎日体重を測定することが腎障害の早期発見につながります。上記のような症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

末梢神経障害

手足の先がしびれる、痛くなる、熱さや冷たさを感じにくくなる、手足の力が入らないなど感覚の異常症状があらわれることがあります。場合によっては、歩行困難など動作にも支障をきたすこともあります。
対策:
手袋、くつ下を着用し、冷たいもの、熱いものに直接触らないようにしましょう。足に症状がある場合は、自宅のすべりやすい場所にはすべり止めマットを設置し、通路は整理して、転倒しないように気をつけましょう。コップを落としやすくなったり、やけどをしやすくなったりするので注意が必要です。料理をするときは、包丁によるけがにも気をつけましょう。

皮膚障害

皮膚が障害を受けることによりバリア機能が低下し、発疹や発赤、色素沈着、乾燥、かゆみなどが起こることがあります。
対策:
入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ちましょう。刺激の少ない石鹸でやさしく洗うことが大切です。また、乾燥を防ぐためにお風呂の温度はぬるめにし、保湿作用のあるクリームを使用しましょう。

口内炎

口の中の粘膜が障害を受けたり、感染により口内炎が起こることがあります。
対策:
化学療法を始める前に虫歯を治療しておく、こまめにうがいをするなど、口の中を清潔に保つことが予防になります。食後の歯みがきも忘れずに行いましょう。口内炎が起こった場合は、刺激のある食べ物は避け、痛みがある場合には医師に相談しましょう。

脱毛

脱毛が起こることがあります。この脱毛は一時的なもので、治療を開始して通常1〜3週間で抜け始めますが、治療が終わると徐々に回復します。
対策:
洗髪は問題ありませんが、髪への負担をなるべくかけないように、やわらかいヘアブラシを使用し、ドライヤーの温度を低めにしましょう。刺激の強いパーマやカラーリングは避けたほうがよいでしょう。

疲労

体がだるい、しんどい、やる気が出ないなどの症状が起こることがあります。疲労や倦怠感が起こる原因は十分解明されていませんが、吐き気や下痢で食事の摂取が不十分になることも原因として考えられます。
対策:
水分を十分に摂取し、食事は消化が良く栄養価の高いものをとるようにしましょう。気分転換や無理をせずにこまめに休息をとることも大切です。

注入反応

多くは点滴時または点滴開始後数時間以内に起きる薬剤過敏症です。まれに、ショックなどのアレルギー様症状がみられることがあります。発熱、息苦しい、じんま疹が出る、かゆい、腫れる(むくみ)、心臓がどきどきする、寒気、吐き気、咳などの症状があらわれます。
対策:
上記のような症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、看護師にお知らせください。

腫瘍崩壊症候群

おくすりの効果でがん細胞が急速に死滅したことに伴って起きるものです。「血液・尿検査」、「尿量測定」での確認が必要となります。
対策:
治療開始後12~72時間以内に起きることが多い副作用です。尿量が減ったと気づいたら医師、薬剤師、看護師にお知らせください。また、予防として水分補給が大切です。

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